20120116

めんてなんす

新年一本目のライブでPAにキレるというかなしいことがありました。直接「テメー!」とか言えたらいいんですけど、客として。
そもそも、予想している出音が違うなんていうのは、こっちの勝手な思い込みなんでしょう。演奏はいいのがわかるのに、ベストからはかけ離れた出音だと感じてしまった。
何度もライブを見てしまうと、そんな部分が気になって音楽そのものを楽しめなくなってしまうんだろうか。
そんときのショックは出音悪り〜よ〜ってことより、それを気にしてライブを楽しめなかったこと。
落ち込んだ(カゼひいた)

昨年末から感じていたことだけど、私はすっかり世界をせまくしている。
自分の世界に気をとられて、色とか匂いとか気配とかを受けとる機能が低下している。
もっとシンプルで奥深い視野を育てたいし、その感覚を取り戻したいです。
やっぱり初心に還るというテーマなわけですね。

思い入れや流れを排除して気分だけの軽薄なリスナーでありたいと、
軽薄でさえ足を運ぶ音楽とはなにかと。

Alfred Beach Sandal/きたざと、ばんせ、PAとくのうさんのユニットをみることができました。アルフレッドのライブは私にとって「軽薄でさえ足を運ぶ」のに理想的です。
たとえば音楽的に曲とか声とか言葉だとかセンスだとか、ライブとして緊張感とか新鮮さとか、わかんないけど色々と、アルフレッドはレーダーチャートにしたらとても優秀なバランスで高評価だろうと思うのだけど、人格的にも、きたざとさんはまったく優等生だなあ(フン。)と思うのだけど、そういう部分はもちろん前提なのでしょうが、もう少し心の部分で私はアルフレッドの音楽を欲している感覚がある。
あのライブを観ると洗われたように俄然気分がよくなる。
よくなった気分をすかさず宝箱に閉じ込める鍵する!だけ!で、あとは何も言わないでいいかんじ。
えもいわれぬあの気分は、いまはきっとアルフレッドでしか味わっていない。

忘れたりもうとりもどせなかったりすることがたくさんあっても、育てられてある今の感覚にはなくしたくないやつもあるわけです。
 


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