20111224

0票の曲会から期待ダンスまで


0票の曲会のことから記そう。

その日の前に、一ヶ月前くらいか、黒岡さんは全曲解説の作成係に私を抜擢してくれました。
私たちは、伴瀬さんとともにインタビューを二度にわけて徹夜で行い、それをまとめあげ、一緒に本屋で立ち読みをし、九龍ジョーさんと定食を食べ、原稿をこねあげ、校正し、校正をくりかえし、なにより校正し、一尊さんとマクドナルドで校正をしました。私はとにかく「黒岡さんが」満足のいくものを作りたいということだけを考えてた。
それができたかどうかはともかく、今思えば、その気持ちはどうしてだったのか、もちろんクライアントということもあるけど、読む人のこととかよりとにかく黒岡さんだったのはどうしてか、18日のホライズンベストテンが終わってから、わかった気がしてます。
とにも黒岡ホライズン山下三四郎宅配便まさひろ氏が、いかにすごいかということを知れました。多分それも、私がわかってることなんてほんのちょっとなんだろうなー。ホライズンのことも。

0票の曲会はホライズンの全172曲人気曲アンケートで一票も入らなかった曲を黒岡さんがすべてひとりで披露するというものでした。
指導が伴瀬さん。そもそも黒岡さんは曲は作っていてもホライズンではギターは弾いておらぬ。それをあれだけの曲を、
まずどんな曲だったか思いだし
思いだせない曲の音源を探し
膨大な記録を掘り起こし探しだし
コードを思いだし
思いだせないコードを伴瀬先生に確認し
練習し
曲目一覧を作り
練習し
ひとりで歌いきる
ということをした。全部で何曲だったっけ。演奏したのは30曲とか?
相当大変だったと思う。
そんなに大変ならやらなきゃいいと思うかもしれない。
普通の人は思うけど、黒岡さんはやると決めたらやる。全曲解説でわかること、ホライズンはタイトルを決めたらどんな曲名でも完成させる。出たタイトルがどんなにくだらなくてもどんなに情緒がなくても、そこに世界はかならずある。
それを見出す努力と発想力がある。
出だしがどんなにでたらめでも、やりきった時には感動が生まれる。
マラソンはただ走ってるだけなのに、完走したときに感動が生まれるってのと同じです。
完走は誰もができるわけじゃないから。

  私はあたりまえのことを今解説しているんだろうか

0票曲の中で、絵で発表するシリーズもあった。
二人羽織りで伴瀬がギターを弾き黒岡が歌うというあのふたりならではの衝撃もあった。
その発想がすばらしいのです。彼らがアイディアで乗り切る時に必ずお客さんの喜びにつながることが。ちゃんと楽しくなることが。それは翌日にも、繋がってました。

黒岡さんのお話しも上手だった。ホライズンの流れをちゃんと説明してくれていた。
これはホラの歴史を把握するうえでも相当お得な一日であったと思ます。
そして何より楽しく、0票だけどもちろん、すべていい曲であった!
172曲に捨て曲なし(多分)。
それが一番ヤバイとこだ、ホライズン。

翌日は、ベストテン。でもこの日も黒岡さんは徹夜して準備をしてたことを知っている。伴瀬さんも0票の練習(指導)でほぼ寝ていなかったけど、最後の校正を手伝ってくれた。

ベストテンの日は受付をやらせてもらったけど、お客さん、知らない人がいっぱいいた。なんか女子率高いし!だけど、明らかにみなさんホライズンをめちゃ楽しみに来てくれている!

私はもちろんビーチが何をやるかもベストテンが何かも構成も全く知らなかったので、いちいち感動してしまった。アニメがめちゃめちゃかわいいのと、ビーサンの隠れてるとこを騙されたのが印象的です。そんでシンくんとあーでもないこーでもない言いながら発表をみれたので楽しかった。木琴の音外しまくってるのに爆笑したり。シンくんがすごい楽しんでたので、なんかすごい、いいなあと思った。私は個人的に『万丈一致のテーマ』と『ヒロナリとモモナリ』が両日でも聴けなかったのが残念です。ずっと出だし(今年もいいとうもろこし)が気になっていた『そぼろ』がビーチバージョンで聴けてよかったです。

『期待』でホライズンが衣装に着替えてたことに皆あまり反応してないのも残念でしたね。
でも期待の新PVはやっぱぐっときました。
ビデオくんもこの日のために大変だったろうなあ、、まだ終わってないみたいだけど、、、。

数々の仕込みをきちんとひとつのイベントとしてスマートに披露できたのではないかと私は感じてるんですが、みなさんはどうだったのかな。
盛り上がったなあ。
あの演奏だけでも充分恍惚に浸れると思うけど、さらに場をひとつにまとめあげてしまうホライズンの力ってのは凄まじいです。
操作ですよもう。操作。
そうゆうのは一朝一夕でやれてることではないし、でも機転というのもフルに発生していて、年期と瞬発力、つまり進化ですか。

  大袈裟にきこえても言えるだけ言っとこうとしています。

そして前日同様、人によっては力技ともおふざけともとれるかもしれぬあの舞台が、最終的になんか幸せになるというホライズンランド!よくわからないけど一体感!さくらしたさんも言ってましたけど、あんなのは大人になるとなかなかないランドです。ほんとに夢であり、愛であると思います。結果的に。
結果的にってのが、いかす。

解説の後記に書いたように私は信じているので、ついていけばいいんだ、と思ったんです。黒岡さんに、ホライズンに。だから望まれたことをするだけだったんだと思います。
そうして
全曲解説の編集が終わりベストテンが終わった今でも私はホライズンの音源をリピートしています。朝起きたらまずホライズン聴きたいと思う。これはほんとです。麻薬です





20111217

武蔵野

松倉如子300人の投げ銭ライブ
よかった。行ってよかった。
一回目行って、二回目は行ってないのだけども
演出もステージもグレードアップして洗練されてて、松倉さんがひとりでこれを開催したのかと思うとほんとにあの人はすごい。
ひとりといっても今回は勝さんのほかにチョップリンさんと伴瀬さんがステージにあがり
舞台美術を田沢さん、衣装をbambiさんが担当して、PAの方もいたし映像をとる人もいたと思うし、受付とかキャラメルとかもだし
松倉さんひとりじゃないのが、そういうのがよく見えるステージに思えたので
とてもよかった。
そしてそのひとたちを呼んだ松倉さんの選択がいいなあと。

おまつとまさる氏の前では、私は純粋にお客さんとして感動できるし、あの姿をみているだけで心を揺さぶられる。圧倒されて委ねることができる。
松倉さんの声はほんとに素敵だったです
いろんなことを感じましたよ、もっと。