20100911

季刊おりんぽし2010晩夏号終了(ありがとう)


【photo by kumachan】




季刊おりんぽし晩夏号ご来場ありがとうございました~!
毎回毎回、ほんとにありがとうございます。なんつうか、数ある東京の夜の可能性のなかから我々のイベントを選び足を運んでくださるみなさんには感謝しきれない。


そして、今回はピアノを使いたくて、初めて貸していただいたおんがくのじかん
気になる場所ですよね。
私としては、尾林くんの鳴りをいままでで一番良く発してくれるPAであったと感じたんですよね。
なにより初めての場所で安心して出来たのは菊池さんの人柄のおかげだと思いました。
菊池さん、難波田さん ほんとにありがとうございました。



楽しんでいただけたでしょうか


とかいって
みなさん楽しんでくれていたんだよね
ほんとに


私は正直、これでいいのか?という戸惑いがあったのです。
それはなんというか
いままでみたことない季刊おりんぽしだったから。



今回は伴瀬をオープニングアクトにするというわざとらしいことをさせてもらった。
野田さんが伴瀬さんの曲をうたい(「ワンフレーム」、ばんせありがとうございます)
野田さんの曲を伴瀬さんと尾林くんで伴奏し(「ふと想う」伴瀬ピアノ、尾林鍵ハとタンバリン。ヨカッタ…!)
伴瀬と尾林でチャゲアスをピアノ連弾でやり(もちろん「big tree」)
最後はみんなで勇者を、カラオケ(もちろん尾林トラック)で、ということをした。


とりあえず「みんなでなんかしなさいせっかくだから」という課題だけ放り投げて、あとは三人にまかせきりだったので、
出来上がったものに戸惑うのもあたりまえで
結局自分がほっぽっといてよかったのかってうしろめたさなんだけど


伴瀬と野田さんという素晴らしいミュージシャン二人をゲストによんでおきながら、こんなんでよかったのか、という思いがあった。
けどね
伴瀬と野田さんだったから出来たんだと
野田さんが「内輪みたいだけどだからこそみせられるものがある」とブログに書いてくれてた
そのことばはとても心強く、フタあけてみれば奇跡的サークルが出来上がっていた。


伴瀬と野田さんをおりんぽしに巻き込んだなあと思ってしまったんだけど、
それがおりんぽしであり、その状態はむしろふたりが作ってくれたんだなと。
特にばんせは多大なる愛情と実力で私のむちゃぶりをこなしてくれた。その前にアナフレッドもあったのにね。思ってたよりやらせてしまったなと思うのに、ばんせはやってくれたのです。
あ、ばんせ、細川たかしもやってくれたね。


野田さんは新曲を披露してくれました。
それはやっぱり私が好きな野田薫の世界のそのままだった。
とても近くにあってそしてとても広い、どこまでも広い世界だな。
野田さんの限りないこころが顕れた音楽を私たちは愛しているので
その気持ちがあればどこだって遠くはない。



で、
もうみんな知ってると思うけど
おりんぽしで私やりたいことってそれなんだなと
尾林くんがやりたいことを好きなだけやれること
尾林くんがやりたいことをやったらそんなに面白いことないはずだということ
なんだか今回はお客さんにそれを思い出させられたな、私は。
飛躍するおりんぽしに、私がついていってなかった・・・!


尾林くん体操服着てたしラップやったりチャゲアスやったりカラオケやったりしたせいか、
初めてみたひとに、今日はいつもとちょっと違う感じなんでしょ、みたいなことを言われたのですが
おりんぽしは尾林くんの過程を綴る記録のようなものにいつしかなってて
今日の尾林くんがいつもの尾林くんと違うのは当たり前で、
でもあの尾林くんのステージが特別かといえばあれも尾林くんの表現の全てでありむしろあれが尾林くんであり、
なんとも答えづらかった。


ただ見続けてくれてる人にはわかると思う。
「追う楽しみがあるイベント」といってくれたひともいた。
いつもよいものを、と思えばそれがいいことかどうかわからないけど、
でもこれが季刊おりんぽしなんですよ。
続けるうえでどうしたらいいかわからないこともあったし、今も悩む。


それでも尾林くんが応えてくれてるからやっていけるなあ。
そしてそれを見続けてくれるひとたちがいるから。
ほんとのお楽しみはこれからだという希望と野望と
あとこっからどこいくんだという未知っぷり
わけわからんので期待しよう



次回も是非来てください。
またみんなで遊んでほしい。
尾林くんの広い運動場で、私たちまた遊びましょう。

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